About
香川明海
1961年10月17日広島生まれ。生まれてすぐ香川県高松、小学は茨城県下館、中学高校は千葉県柏、浪人時代に道を歩いていたら突発的に目覚め高野山を目指す(父親からは勘当)。初めての高野山、奥の院でお大師様のご縁を得て、わらじ寺を紹介され修行開始(住職の配慮で高野山大学に入学)。お寺の小僧として下座行、得度、授戒、四度加行を実践。大学4回生の時、弘法大師御入定1150年の御遠忌を経験する。師僧訳あって高野山破門、弟子解散する。大学卒業後、密教芸術の復興を目指す画家と出会う。運動趣意書を作成し京都、奈良、和歌山の寺院を勧進して歩くが破綻、無一文、裸となる。どん底の中、四国遍路を始める。足摺岬の手前で親父より救いの手があり、最低25年働くことを条件に会社を紹介され入社。バブル期であり2部上場、1部上場、海外進出とイケイケの会社で財務、経理、原価をこなす。国内勤務を始め、米国赴任6年、最終はタイ子会社経理役員を3年務めて退職を決意(勤続30年)。念願の伝法灌頂を2014年11月に授かり阿闍梨(権大僧都)となる。2015年3月末退社。同年4月高野山大学大学院修士通信課程に入学。師僧寺院で高野山開創1200年御遠忌お礼奉公後、2017年4月総本山金剛峯寺阿字観能化心得、9月密教学修士学位取得、10月大僧都、2018年1月モンゴルホーミー開始、7月サウンドヴォイスセラピスト認定、10月量子波マスターヒーラー認定
2021年7月リラクゼーションセラピスト1級認定、7月那須塩原「大鷹の湯」で護摩行開始する。
今、やりたい事と仕事が一致しています。阿闍梨として生きるために学んだ内容を公開しますね
修士学位を得るには、2年以上在学し、基礎科目4単位、主要科目12単位、関連科目14単位の合計30単位を履修し、研究発表を行い修士論文を提出し口述試問を受け合格すること。特色としては、修士課程のみに通学制と通信制があるので通信制を利用すれば、社会人も働きながら修士学位を得ることができる。
私の目的は、【修士学位をGetする。=大学院のカリキュラムを利用し、阿闍梨(人間)として今後どのように生きるかの金字塔を模索し、見い出す。】です。学位取得により、私なりに結論は出ました。履修内容を公開します。皆様のお役に立てば幸いです。実技に関しては、1年間にわたり書道、華道、梵字悉曇、仏画、声明、已灌頂者のみ受講できる法式上級、一流伝授、引導作法、中院流三十三尊法、阿字観を受け伝授を授かりました。更に、日々の写経、行法、奥の院〜摩尼山回峰行百八座、四国遍路、の実践により事教二相(文武両道)の姿で歩みました。この歩みで築いた礎が、皆様のお役に少しでもたてるよう活動していきます。
高野山大学大学院文学研究科(修士課程)密教学専攻
単位履修内容
基礎科目
主要科目
密教学概論
設題1「密教とは何か」
設題4「現代人の心と密教」
科目試験「現代に活かす密教の智と実践」
密教史概説
設題2「奈良時代の密教」
設題3「鎌倉時代の密教」
科目試験「高野山の開創について」
弘法大師伝
設題1「入唐時の事跡に関して」
科目試験「空海の日本史上における意義」
関連科目
密教と現代
設題2「今、出来る事。」
科目試験「密教の現代的意義」
曼荼羅の研究
科目試験「金剛界曼荼羅について」
般若心経秘鍵
設題2「空海の密教的な般若心経」
科目試験「空海思想の活かし方」
即身成仏義
設題1「空海とその転機」
設題2「三密加持速疾顕について説明せよ」
科目試験「法然具足薩般若について述べよ」
遍路学
設題2「現代人と四国遍路」
科目試験「四国遍路に駆り立てる力」
遍路実習
科目試験「現代人の大師信仰とは何か」
チベットの密教と文化
設題1「チベット密教の特色」
設題2「チベット密教に期待すること」
科目試験「今後の日本とチベットの関係」
修士論文